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2023.03.09BLOG

【教えてキャビンくん】vol.4チョウザメ肉は古代から食されていたって知ってた?

現代では高級食材としてのイメージが強いキャビア。

しかし、食材としての歴史はキャビアよりもチョウザメの魚肉の方が古く、遥か古代から高級品として珍重されてきました。その価値たるや、壺一杯分が羊100頭分!?
古代文明の皇帝たちから愛された、チョウザメ肉の歴史をご紹介します!



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キャラクター紹介


キャビア業界1年生!チョウザメ帽子をかぶって、日々お勉強に励むさめじまくん(以下、さめじまくん)

キャビア業界1年生、同じくチョウザメについて勉強中。ちょっとファンキーなくぼさん(以下、くぼさん)

キャビア博士のキャビン・コスナー(以下、キャビン・コスナー)

キャビア博士のキャビーナ・ジョリー(以下、キャビーナ・ジョリー)

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vol.1~3では、チョウザメはどんなお魚なのかという視点で説明してきたけれど、
今回は食材という視点でチョウザメを掘り下げたいと思うわ。


食材でいったらチョウザメじゃなくて、断然キャビアの話でしょ~?


実は・・・、ちょっと違うんだなぁ~。


え? どういうことですか?めちゃくちゃ気になります!


現代ではキャビアは超高級食材というイメージだけど、昔からキャビアが高級食材として食べられていたわけではないの。
もともとキャビアは、チョウザメの副産物として食べられていたもので、家畜の餌や一般大衆の食材として扱われていたのよ。


うわぁー!いまじゃ、考えられないよ。


つまり歴史的な観点からいえば、むしろチョウザメの魚肉の方が “高価で貴重な食材” として扱われていた時代はずっと長いの。


その歴史は遥か、古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代にまで遡ることが出来るんだ。
例えば、古代エジプト王朝唯一の女性ファラオであったハトシェプスト女王の葬祭殿には、チョウザメが刻まれたレリーフが残されているんだ。
西暦でいえば紀元前1460年頃だよ。


ギョギョギョー!紀元前1460年ギョろ!?


だから、さかなクンか?って…


古代ギリシャのアテナイでは、アンフォラと呼ばれた当時の大きな壺1杯分のチョウザメ肉に、羊100頭分以上の値が付けられたりしていたのよ。
つまり、とてつもなく高値で取引されていたということよね!


え?え?え? 羊100頭分ってどれくらいの価値なの?


そうね~、算出方法にもよるけど、古代ギリシャにおける羊一頭分の価値から導き出すと…
羊100頭分でおよそ100万円~300万円くらいかしら。


壺1杯分のチョウザメ肉に100万円以上の値段か…、すさまじい。


古代ローマにおいてもチョウザメは「ロイヤルフィッシュ」と呼ばれ、時の皇帝に献上された歴史を持つんだ。
その証拠に数多くの遺跡からチョウザメのレリーフが見つかっているよ。これも、もちろん紀元前のお話!


紀元前エピソードがめじろ押しだ~!!


それだけ古代から珍重されるということは…、チョウザメの身はおいしいってことですよね?


ええ、そのとおり!


おお!どんな見た目で、どんな味なのかな~?


白身なのに適度に脂もあって、背の部分はピンク色をしているわ。弾力のある肉ね。サケと同様、産卵前が最も美味とされているわ。その時期はぬめりも少ないの。
それに良質なたんぱく質である必須アミノ酸が豊富に含まれていて、栄養価も高いのよ~!うまみ成分であるグルタミン酸、アラニン、グリシン、アスパラギン酸の多さも、美味しさの理由ね。



どんな食べ方が美味しいですか?


わさびとの相性もいいから、お刺身はおススメだよ!身に弾力があるから薄造りが絶品!

コリコリとした食感があって、お寿司のネタにももってこい。


お寿司ぃぃぃ~!よだれが出ちゃうよ。


焼いても、煮ても、美味しいわよ!フライにムニエル、いろんな調理法で楽しめるのもチョウザメ料理の醍醐味ね。



ヨーロッパではチョウザメはレストランの格式を示す食材の一つとされ、チョウザメ料理がメニューに無いと三ツ星レストランとは認めてもらえないこともあったんだ。
事実チョウザメは、「美味」「食感」「栄養」のバランスの取れた三ツ星食材なんだよ。


ひぇ~!チョウザメってどんだけ凄い魚なんだー!



さあ、次回はいよいよ魚肉からキャビアへ。食材としての価値がどのような変遷を辿って今日に至ったのか、じっくり掘り下げるわよ。


そこには様々な歴史的背景が影響しているんだ。



また、とんでもないドラマが描かれていそう!


楽しみだなぁ~!


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今回のまとめ


・元々チョウザメは、その身を食材としており、魚卵はあくまで副産物であり庶民の食べ物、家畜の餌とされていた。

・その歴史は古く、紀元前1460年頃の古代エジプト王朝唯一の女性ファラオ=ハトシェプスト女王の葬祭殿には、チョウザメが刻まれたレリーフが残されている。

・古代エジプト、ギリシャ、ローマ時代からチョウザメ肉は高級食材として権力者へ献上されていた。

・古代ギリシャでは、壺一杯分のチョウザメ肉に羊100頭分以上の値が付けられ、現代の価値に換算すると100万円~300万円の値打ちだった。

・チョウザメの肉は白身で大変美味。料理の幅も広く「美味」「食感」「栄養」の三拍子そろった三ツ星食材。

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